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シランカップリング剤の効果的な使用法とその応用 (2/18セミナー)
セミナー2/18 シランカップリング剤の効果的な使用法とその応用


終了しました




シランカップリング剤の効果的な使用法とその応用



PDFパンフレット(セミナー「シランカップリング剤の効果的な使用法とその応用」)



 主 催


S&T出版株式会社

 日 時 ・ 場 所


日時:2016年2月18日(木) 10:30~16:30
会場:高橋ビルヂング(東宝土地(株)) 会議室 (東京都千代田区神田神保町3-2)

      →会場へのアクセス

 受 講 料 (税込)


49,800円   Eメール案内会員価格 47,300円  ※昼食・資料代を含む

  <1名様分の受講料で2名様まで受講できます。>
  ※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
  ※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
  ※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。

  Eメール案内登録をしていただいた方には、Eメール案内会員価格を適用いたします。

  →複数名同時申込はこちらの用紙(PDF)をご利用ください。

 講 師


山田 保治 氏 / 神奈川大学 工学研究所 客員教授 岩手大学 客員教授

【略歴】
1971年 名古屋工業大学 工学部 工業化学科卒業
1973年 京都大学大学院 工学研究科 石油化学専攻修了
1973年 住友化学工業株式会社 中央研究所
1982年 新日鐵化学株式会社 技術研究所
2000年 名古屋工業大学教授
2007年 京都工芸繊維大学教授
2012年 京都工芸繊維大学特任教授、神奈川大学客員教授、岩手大学客員教授、中部TLO技術アドバイザー
2015年 高分子学会フェローアカデミア(レヴィ―・スカラー)

 趣 旨


 シランカップリング剤は、有機材料と無機材料間に新たな界面層を形成させ、両成分の相溶性や接着性を高めたり、無機材料の分散性を向上させる効果があることから、接着・密着性の改良や表面改質に多種多様な分野で幅広く使用されてきた。また近年、新規機能材料として盛んに研究されている有機-無機複合(ナノハイブリッド)材料の開発において、シランカップリング剤は複合化に重要な役割を果たしている。ここでは、シランカップリング剤の種類、機能、作用機構、効果的な使用法、処理効果、表面分析・解析法や応用などシランカップリング剤の基礎から応用について概説する。また、有機-無機ハイブリッド材料の基礎(材料設計、調製法、構造解析、物性評価など)から応用まで分かりやすく解説する。
 企業で金属・無機材料の表面処理、密着・接着性改良や新規な有機-無機ハイブリッド材料の開発を行っている研究者、技術者に実務に応用できる基礎から応用に至る知識習得に最適です。

 受講に必要な知識


 特別の知識は必要ありませんが、大学基礎課程の化学の知識(有機化学、高分子化学、分析化学の基礎知識)があればより理解しやすいと思います。

 本セミナーで得られる知識


・シランカップリング剤の種類、構造と機能
・シランカップリング剤の選択基準と効果的な使い方(どんなシランカップリング剤を選びどのように使用するか)
・シランカップリング剤の作用機構(反応メカニズム)
・シランカップリング剤の表面処理法と処理効果
・シランカップリング剤処理表面の分析法、表面構造解析法
・シランカップリング剤の応用(高機能材料開発においてどのように活用するのか)
・複合材料(ナノコンポジット/ナノハイブリッド)の設計、合成、特性解析法
など

 プログラム詳細


1. シランカップリング剤の概要
 1-1 シランカップリング剤とは
 1-2 シランカップリング剤の種類と化学構造
 1-3 シランカップリング剤の機能
 1-4 その他のカップリング剤(チタネート系カップリング剤)
 1-5 シランカップリング剤の効果的な使用量と使用方法

2. シランカップリング剤の反応と作用機構
 2-1 シランカップリング剤の反応
 2-2 ゾル-ゲル法の基礎と応用
   (1) ゾル-ゲル法の特徴
   (2) ゾル-ゲル反応の支配因子
   (3) ゾル-ゲル法の応用
 2-3 加水分解反応と縮合反応
 2-4 加水分解および縮合反応機構
 2-5 シランカップリング剤の反応性(反応速度)
 2-6 加水分解反応と縮合反応に及ぼすpHの影響
 2-7 無機材料への作用機構
 2-8 有機材料への作用機構

3. シランカップリング剤の選択基準、使い方と処理効果
 3-1 シランカップリング剤の選択基準-どんなシランカップリング剤を選べばよいか?
 3-2 シランカップリング剤の使い方-効果的な使い方は?
 3-3 シランカップリング剤の処理効果-シランカップリング剤処理でどんな効果が得られるか?

4. 表面キャラクタリゼーション―シランカップリング剤の反応状態、表面状態の分析法
 4-1 シリカの種類と構造
 4-2 シリカの表面構造と反応性
 4-3 ナノ粒子の合成法と粒径制御
 4-4 シランカップリング剤の反応解析、被覆率解析方法
 4-5 表面状態の解析・評価方法
   (1) 構造分析(FT-IR、NMRなど)
   (2) 熱分析(DSC,TG-DTAなど)
   (3) 表面分析(XPS、原子間力顕微鏡(AFM))

5. シランカップリング剤の応用
 5-1 樹脂、エラストマーの架橋
 5-2 複合材料(有機-無機ハイブリッド)への応用
   (1) 有機-無機ハイブリッドの材料設計
   (2) 有機-無機ハイブリッド材料の調製法
      ・溶液混合法/溶融混練法
      ・層間挿入法(層剥離法
      ・ゾル-ゲル法
      ・超微粒子分散法(In-situ重合法)
      ・表面修飾粒子法(コアシェル構造型ハイブリッド材料)
   (3) 種々な有機-無機ハイブリッド材料の調製と特性
      ・汎用(熱可塑性)樹脂(PMMA、PC、PSなど)
      ・耐熱性・熱硬化性樹脂(PI、エポキシ樹脂など)
   (4) 有機-無機ハイブリッド材料の構造・特性解析
      ・構造分析:FT-IR、29SiNMR、XPS、表面積・細孔測定
      ・特性分析:熱分析(TG-TDA、DSC)、力学測定(引張試験)、DMA(動的粘弾性)、透明性(VIS-UV)、表面硬度
      ・形態(モルホロジー)観察:SEM、TEM、AFM
 5-3 塗料・コーティング剤への応用
   (1) ハードコーティング剤の設計
   (2) ハードコーティング剤の調整法
   (3) ハードコーティング剤の特性評価
 5-4 気体分離膜への応用
   (1) 複合膜による気体透過性の制御
   (2) 気体過機構(緻密膜と多孔性膜)
   (3) 透過性の制御(透過膜とバリア膜)
 5-5 熱伝導性材料への応用
   (1) 高熱伝導性複合材料の設計
   (2) 複合化による高熱伝導化
 5-6 高機能材料への応用
   (1) 中空(ナノポーラス)シリカの合成
   (2) メソポーラスシリカの機能化と応用(光スイッチ、触媒、吸着剤、光応答性ドラッグ、透明断熱フィルム)
   (3) プロトン導電性ガラス
   (4) ハイブリッド電解質膜
   (5) 表面機能制御(撥水・撥油性膜)
   (6) 生体活性材料

6. 参考文献